祖父から父へ、父から私へ、3代に渡り龍神村で山仕事をしてきました。

私自身も気がつけばもう半世紀、木を育て山を守っています。

生まれた時から目の前は山であり、四方八方見渡す限り山でしたので、

私は何も迷うことなく林業の道を歩いてきました。

龍神村というところは、その風土も手伝って山づくりには最適でした。

丁寧に手を入れれば必ず、木は答えてくれました。

木も山も1日にして成らず、その生育には長い年月を要します。

これまで事業を継いでこれたことには、地元の皆様の大きな支えがあったおかげだと感謝しています。

さて、近年の豪雨等の自然災害は、山林にも甚大な被害を与えています。もともと雨風の影響を受けやすい山林ですが、その被害は50年前のそれとは明らかに違います。

株式会社平岡林業が目指している『強い山づくり』は、ますますその重要性が増してきました。

しっかりとした密度管理を続け、それぞれの木の生育状態に応じた山の手入れを、なお一層入念に行っていきます。またそれが、次世代に美しい山を残すことにつながっていくと信じております。